さる女性のチェッに思ったこと

先日NHK総合テレビの『チコちゃんに叱られる』を観ていたら、「ささいなことで好きな気持ちが冷めるのはなぜ?」という問題の解答VTRの中で、ちょっと気になるシーンがありました。とは言っても、それは批判ではありません。一瞬唖然として、後で笑っ…

PТAに対する野次馬的見解

最近、学園を舞台としたテレビドラマを観ていて、少し私の心にひっかかるものがありました。その中でも特に、バカリズムさんの脚本でPТAを風刺したドラマ作品を観て、現在の親御さんの気持ちってそんな感じなのかなあ、と思うところがありました。すなわち…

とある価値観の場外乱闘に興味を持つ

私は、大学の専攻が、文学部の英文学科でした。なので、H大学の卒業論文として、イギリスの小説家トマス・ハーディの作品『ダーバヴィル家のテス』をとりあげました。論文作成当初は、本作品のストーリーに即して、主人公の女性は一体何者なのかという視点…

地震は忘れた頃にやって来る

私は、東京で生まれ育ったため、子供の頃から地震があると「地震は忘れた頃にやって来る。」とよく大人から聞かされてきました。「震災は忘れた頃にやって来る。」とか「天災は忘れた頃にやって来る。」という同様な言葉も教わりました。そういえば、9月1…

ダビデ像の裸体はワイセツか?

少し前のことだと思いますが、「裸のダビデ像はワイセツである。」あるいは「そのダビデ像はポルノである。」と訴えた人がいるという事件がありました。そのワイセツという根拠は、それが男性の裸を表現している像であること、すなわち、男性の性器もあらわ…

何をどうやって『尊重』するのか?

今回は、日常的でありふれていることに関して、なるべく理屈っぽく考え述べてみることに致しましょう。「他人の意見を尊重する」とか「個人を尊重する」と、よく言われます。日本国憲法の第十三条には、「すべての国民は個人として尊重される。」とあります…

猫の日に一言

先日の2月22日は、『猫の日』でした。それで思い出されることを2、3述べておきたいと思います。私は、生身の猫を飼ったことがありません。よって、想像上の『猫』の話をします。まず、頭に浮かぶのは、夏目漱石さんの『吾輩は猫である』です。小学校の…

テレビドラマと漫画原作に思うこと

私は、1986年リリースの渡辺美里さんの『My Revolution』が好きでした。ただし、その曲を単体で好きだったわけではなくて、当時オンエアされていたテレビドラマ『セーラー服通り』のオープニング主題歌として好きだったのです。シングルレコ…

『ノンマルトの使者』を再評価する

以前、ウルトラセブンの『ノンマルトの使者』において「キリヤマ隊長の判断は正しかったのか?」というブログ記事を書きました。彼の判断の是非を議論していると、らちが明きそうにないので、今回のブログ記事は、もう少し違った視点から述べてみようと思い…

創作力にまさる想像力を育てよう

私は高校2年の時、文芸部の部長になりました。そこで、顧問の先生に初めて挨拶をしに行きました。その先生は、別の学年で国語を教えている、40代の女性教師でした。「今度、文芸部の部長になった、黒田です。小説や詩を書いています。」みたいなことを申…

理解度は試されていた

これは、私が今年の1月1日に経験した2つの出来事を切り取って書いてみたものです。その時、私は長野県の某アパートの一室で一人でテレビを観ていました。誰かが目撃者や証人として居たわけでもありません。つまり、まったくの私事(わたくしごと)なので…

何と、南斗六星を見た!

夏場から秋にかけて、今年も忙しい日々が続きました。そのために、どうしてもブログ記事として書くことができなかった事柄がありました。ここのところ、やっと、それを書ける余裕ができましたので、書いてみることにしました。 先ほど述べたように、私の仕事…

チェスゲームの考察

今日の午前中に、NHK総合テレビのワールドニュースを観ていたら、戦争・軍事のトピックスばかりでしたが、特集でアメリカのニューヨークで行われているチェスパーティが紹介されていました。アメリカでは、コロナ禍の期間中に、ネット上での対戦チェスを…

『月着陸CG動画』に物申す

最初に断っておきますが、私は物理学者でも宇宙開発の専門家や研究員でもありません。H大学文学部を卒業しているので文学士の称号は持っていますが、科学技術者ではありません。しかし、日本の月面着陸CG動画を見るたびに、いつも疑問に思うことがありま…

AIロボットのリスクを考える

かつて私は、2020年7月6日に『心や感情を持ったAIの悲劇』というタイトルのブログ記事を書きました。その当時の私が考えていたことを、こと細かく述べていました。しかし、あれから世の中も変わってきて、AI搭載ロボットもさらなる進化を遂げつつ…

他人の夢を、バカにするな!

今年のプロ野球は、阪神タイガースが日本一になりました。それにちなんで、久しぶりに観てみたDVDソフトがありました。劇中、登場人物のほとんどに、あの頃知られていた阪神タイガースの選手の名字が付けられていた、あのテレビドラマです。地元の古本屋…

ム―ドを翻訳する

ネットのYouTubeで小林麻美さんの『雨音はショパンの調べ』を観ていたら、その原曲の”I like Chopin”(日本語歌詞付き)の動画に気がつきました。『雨音はショパンの調べ』の歌詞もなかなかなものですが、その原曲の歌詞も興味深く思いま…

『気持ち悪さ』の正体

わたしたち女は多くの魂をもっているのです。あなたたちは、たった一つの魂しかもっていません。それもわたしたちのよりはたくましく、しばしば残酷で、非道でさえあります。 ― 『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン著、白井健三郎訳)より引用 今回のテ…

品格の街に想う

かつて渋谷は若者の街ではなかった。そこで、若者に多く来てもらって、商売繁盛につなげたかった。私は、商売繁盛が悪いとは言っていません。しかし、毎年ハロウィ―ンの時期に若者たちが集まる渋谷の街をテレビのニュースなどで観て、なぜか複雑な気持ちにな…

たわけ者の最期

今回の記事のサブタイトルは、「それでもあなたは織田信長が好きですか?」にしておきます。テレビのバラエティー番組で時折やっている『あなたの好きな戦国武将ランキング』でいつも上位にランクインするのが、この織田信長さんであります。桶狭間の戦いや…

将棋が強くなれなかった理由

ここ数カ月間、本業に全集中だったので、ブログ記事を書くのをご無沙汰しておりました。それほど私の本業は、正解のない問題やトラブルばかりなのです。つい昨日も、田んぼの奥の方に空きスペースがあるので、そこまではぜかけ資材を運ぼうとして軽トラを田…

『夜汽車』などの私的なイメージ

ここのところ、恋の季節ではなくて本業の季節で忙しくて、このブログを書くのがおろそかになっていました。本当に今時分が忙しくないと、この一年間を棒に振ってしまう。それくらい大切な時期に、毎年のことながら突入していました。私の関心はもっぱら、無…

その日限りのお楽しみ

今から半世紀くらい前の、ちょうど5月5日のこどもの日の午後に、私は何となくラジオのスイッチを入れました。すると、フジテレビのアニメ『いなかっぺ大将』の主人公の大ちゃんがしゃべっているのをキャッチしました。そう、それは、おそらく文化放送で、…

あれから40年....

綾小路きみまろさんのネタをパクって申しわけありません。が、私の今回取り上げるのは、老夫婦のことではありません。最近話題の『チャットGPT』という人工知能ソフトのことです。このコンピュータソフトは、その使い勝手の良い性能ばかりが評価されてい…

選挙で後押しできること

選挙の投票などと言うと、あまり馴染みのない候補者たちの公約や経歴や信条を理解して、その中に賛同できる人がいるかいないかと、思い惑う人が多いと思います。結局、そのような人が都合よく見つからないから、投票しない、という人も少なくないようです。…

ざっくりとした仮説

結局のところ、人間の心とか、意志や意識って一体何なのか。私自身の感情や体調が弛(たゆ)みなく変化する中で、そのようなことをどうしても知りたいと思っていました。脳と心の関係を考える場合、「物質的な脳の内部をいくら解剖してみても、心は見つから…

調べて安心を得る

今回、東京の自宅に帰ったことには、大きな目的が一つありました。かつて、町工場だった自宅および熔接屋の父の作業場には、古い蛍光灯がいくつも使われていました。私は、長野県にいる時に、PCB使用安定器の付いた蛍光灯などを見つけて適切に処分しない…

作業の合間を見て帰京

先月の2月に入った頃から、東京都の新規感染者数が減少傾向にあるのをネットでチェックしていました。この時分では、地元の田畑を準備するのには、まだ少し寒いようです。なので、今年は、今のうちに東京の実家へ帰省することに決めました。2年ぶりに実家…

油性ペンは不法投棄よりも強いのか?

私がリースで借りている農地のビニールハウスは、道路に面しています。それで、今日の日中に、その脇に置かれている白いレジ袋を見つけました。しっかりと縛って封をがされていましたが、明らかにゴミの不法投棄でした。 人間は、少し気が緩むと、「これ位い…

猫の日にうさぎ座を見る

ここ2、3日間くらい、外で夕方まで作業をしていました。私が借りている畑の土に飛散していたり埋まっている被覆ビニールの破片や切れ端を拾ったり掘り起こしたりする、言わば手のかかる作業をしていました。ここのところ、私の地元では日中の天気が良くて、…