夢のお告げと仮想について

茂木健一郎さんの著作『脳と仮想』(新潮文庫)を読んで以来、私はその『仮想』という脳の働きに、日常的に関心を持つようになりました。これまで、科学的あるいは論理的によくわからなかったことが、少しだけ明確にわかるようになってきたからです。 その、…

悪ふざけの延長

最近もまた、店内での迷惑行為が、SNSで拡散されて、二重の問題となっています。なんで公共の場でそんな迷惑行為をするのかとか、なんでそんなことをSNSにアップロードするのかとか、総じてどうしてそんなことをする前に思いとどまれないのかといった…

跳躍に早くもブレーキかかる

そういえば、年が明けて跳びはねているのは、日々の新型コロナウイルスの新規感染者数ばかりのようです。どんなに感染症予防対策を徹底しても、感染経路が断たれないようです。今回のブログ記事の後半で、私の最終防衛線について述べておきます。が、その前…

仮想現実なショートドラマ

まず、前回のブログ記事の要点の一つをおさらいします。仮想現実とは何か?と考える前に、仮想とは何か?と考えてみましょう。私の持っている古い国語辞典によると、仮想とは「仮にそうだと思うこと。想像。」と書かれています。あるいは、現在のネットで調…

意外と身近な『仮想』の話

一般に『仮想現実』というと、某デジタルIT企業が商品化している、CG(あるいは、3DCG)や5Gによるものを指します。例えば、ユーザーは、その新たな現実の土俵上でアバターとなって、時空間の制約なしに自由に行動を飛躍させることもできたりしま…

昔話法廷『かちかち山』をテレビで観て

1月2日と3日の間の夜中に、Eテレで、昔話法廷『かちかち山』の回を観ました。あの、ウサギとタヌキのリアルできれいな被(かぶ)り物が見られる回の再放送でした。その、長くて白い耳の立ったウサギが、人間の裁判所の法廷で、タヌキを殺そうとした罪に…

年末年始は動かない

そう言えば、昨晩(26日)のNHKテレビで『岸辺露伴は動かない』を観ました。主人公の岸辺露伴が、何かしようと彼自らが動こうとすると失敗してしまいます。そんな彼は、ついに絶体絶命の窮地に陥ります。そして、とった最後の手段は、彼以外の人間を特殊能…

風評被害の根っこに思う

「こんなこと、今さらわかっている。」とか「くどいから、やめろ。」と批判や誹謗(ひぼう)をされそうですが、一応述べておきます。かつての私をも含めて、いまだに知らない人も多いと思うのです。何にも知らないほうが、みんなが幸せだという時代は終わっ…

ある種の通過儀礼について

1994年になって、フジテレビの月9でオンエアされた『この世の果て』というドラマがありました。(後に私は、VHSビデオ化したこのドラマを1巻だけ買いました。)尾崎豊さん歌唱の”Oh My Little Girl”という曲が、毎回ドラマのエンディ…

ドラマのエンディングに、ほっとする

30代の頃の私が、日テレ系のテレビドラマの一つを観ていた時の、特別な体験について、まずお話しいたしましょう。そのドラマのタイトルがどうしても思い出せなかったのですが、かなりシリアスなドラマのストーリー展開の後で、「ミッシュ~。ミッシュ~。…

風の中に答えを探して

突然ブログ記事に書いてみたくなったことがあったので、唐突ではありますが、以下に書いてみます。昔テレビで観ていたアニメ『重戦機エルガイム』の後期オープニング主題歌タイトル『風のノ―リプライ』の意味が、これまで私は本当はよくわかりませんでした。…

「コロナかな?」と思っても…

最近、新型コロナウィルスの新規感染者数が、私の住んでいる長野県でも増え出しているようです。その新たな感染は、従来の免疫機能をすり抜けるとも言われています。そして、気候が寒くなって、体がだるくなったり、消化器系あるいは呼吸器系の調子が良くな…

『いいとこ取り』の功罪

かつて(若い頃)中小企業に会社勤めをしていた私は、昇給やべアとは全く縁がありませんでした。そう言えば、個別に昇給した人をうらやましく思ったことはあります。けれども、その人は間もなく会社を辞めてしまいました。なぜだろう、もったいないな、とは…

新規感染者数を久々に知って思ったこと

最近、某テレビ局のニュース番組で、新型コロナウイルス感染症に新たにかかった人の数を、久々に知りました。巷では、外国人観光客に対する規制緩和や、新規感染者数の下げ止まりへの不安とか、気になっている人が少なくないようです。検査で陽性が出た人の…

複数の正義に迷うあなたへ

今から思い返せば、あれは7月の10日あたりの週以降に突然作業が忙しくなりました。それ以来、このブログを書く自由を完全に奪われました。今年の私には、夏休みも、秋の連休もありはしない。あるのは、夏忙しと、トラブル続きの連日でした。キュウリとお米…

おもいっきりテレビと熱中症

『午後はOOおもいっきりテレビ』を日テレで観ていた頃の記憶をたどってみると、昨今の熱中症で命の危険にさらされる人が多い理由が、私にはちょっと理解できるような気がしました。そこで、今回は、その『おもいっきりテレビ』的に熱中症の危険なメカニズ…

その悪夢の正体を探る

今回は、ウルトラセブン第43話『第四惑星の悪夢』のお話しを致しましょう。実は、この放送回も、着ぐるみ怪獣や宇宙人が、主人公のウルトラセブン以外に登場いたしません。それどころか、正義のヒーローのはずのウルトラセブンが、第四惑星で巨大化して大…

キリヤマ隊長の判断は本当に正しかったのか?

ウルトラセブン第42話『ノンマルトの使者』は、ネットでも話題になっている作品の一つです。その作品のテーマに私たちは考えさせられます。毎週、宇宙からの侵略者を迎え撃つウルトラ警備隊の面々が、地球の海底でノンマルトの海底都市を発見します。(そ…

替え歌の代わりに

NHK総合テレビの『チコちゃんに叱られる』では、キョエちゃんの唄う『江戸川慕情』の替え歌を募集しています。それについて、私には思ったことがあります。Mr.M氏の作詞された歌詞が、かなりの秀作だと、私には感じられました。おそらくは、よくでき…

誤解されやすい言葉

福祉、福祉と、よく使われるこの言葉は、言い方が簡素化されて、多くの人々の思考停止を招いてしまいました。すでに、私の子供の頃には、一般的に、福祉と言えば「高齢者の福祉」のことを意味していました。確かに当時は、高齢者の扱い方が大きな社会問題の…

宇宙人自決の理由をめぐって

ウルトラセブン第37話『盗まれたウルトラ・アイ』は、この特撮ドラマシリーズとしては異色の内容でした。ウルトラセブンに倒されるべき、いわゆる「火を吐く着ぐるみ大怪獣」が登場いたしません。着ぐるみ宇宙人も、地球に味方する正義のヒーローのウルト…

人が、力に溺れてしまうと…

今回は、私の妄想談義を披露いたしましょう。別に気にしない人は、信じなくてよいと思います。私のたわ言に過ぎないのですから、真剣に取らなくて結構です。 先日、ロシアでは、新たな外交的報復措置として日本人63名のロシア入国禁止を通告しました。確か…

必ず、食糧(めし)を、つくる!

「必ず、犯人(ホシ)を、あげる!」という、テレビドラマ『警視庁・捜査一課長』の決めゼリフを参考にして、今回のタイトルを考えてみました。このドラマを私がテレビで観るようになったのは、コロナ禍での当ドラマの1シーンを観たことがきっかけでした。…

『走れメロス』で文学散歩

「(略)ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ」 「なに、何をおっしゃる」 「はは。いのちが大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ」 メロスは口惜しく、地団駄踏んだ。ものも言いたくなくなった。 これ…

感染症対策必要なう

今回の私のブログ記事タイトルはSNS風にしてみました。わけのわからない自信と余裕に満ちているかもしれません。現在私の住んでいる長野県でも、「新型コロナウィルス新規感染者数が日々増えているのに、何事だ!」とお怒りの人もおられるかもしれません…

映画『二百三高地』に観る人道危機について

私は、1980年に日本で上映されたこの映画を、ロシアの方々に観ていただいて「これは全部ウソだ。これは映画だ。ねつ造したフェイク画像だ。」と言って欲しいと思いました。まさに、観ての通り、その通りです。『世界最強ロシアvs.弱小明治日本』という劇…

他人から恨みを買ってはいけない

今からちょうど50年前、浅間山荘事件を、東京の自宅のお茶の間のテレビで観ていた頃の私は、まだ小学校の高学年でした。私の祖父母と母は長野県出身者で、父は本籍地が長野県でした。私は、東京生まれの東京育ちでしたが、彼らと一緒にそのテレビ中継を観…

花冷え注意!!

日中の気温も上がって、夜明けも早まって、花も咲き始めて、春も近づいて、蔓延防止措置も解除されて、さあ、活動を始めようとほとんどの皆様は思っていらっしゃることでしょう。感染症防止対策をとっていれば大丈夫ということに、妙な確信を持って見切り発…

民主主義とはなんだ

昔の日本テレビ系の青春ドラマ『青春とはなんだ』みたいなブログ記事タイトルですが、実はこのドラマの原作・原案は、あの石原慎太郎さんの同名小説でした。それはさておき、ここ最近私は、考えることがあるのです。このコロナ禍で、民主主義的政治や行政の…

今につながる過去を知ること

最近テレビなどのメディアで、ロシアとウクライナとの武力闘争の結果に心を痛める日本国民も多くなったと思います。私なんかも、心を痛めております。しかし、それは主に別の理由からです。ロシア国民が国家の情報統制下に置かれたところから、もしかして、…