mRNAワクチン妄想録

 世の中、結果ばかり気にする人が多いものですが、そういう人には、今回の私のブログ記事は不向きかもしれません。政治家や行政のリーダーだけかと思ったら、世間一般の多くの人々が、科学者からのメッセージを自ら勝手に都合よく解釈していることに、ある種のもどかしさを感じる今日この頃です。
 たとえば、緊急事態宣言やロックダウンは、たとえ100年間完璧に行えたとしても、次の101年目に解除されると、ウィルスの感染拡大が止まらなくなる確率が高いと、科学的には考えられます。それと同じく、それらを短期で何度も執行したところで、その解除ごとに感染拡大がひどくなることは、この1年間半の私たちが経験したことで明らかなはずです。放射性物質半減期と似たように、ウィルス量が減衰していくという某科学者の仮説を、私たちは信じすぎていると思います。ウィルスというある種の増殖する生き物が、人類よりもはるかに昔からこの地球の住人であることを改めて理解してほしいと思います。人類の短期間の自粛や強制くらいで終息するような、ちゃちな相手ではないことは明らかなはずなのです。
 緊急事態宣言やロックダウンの解除後に、ウィルスの感染が拡大するのは、いわば自然の摂理です。緊急事態宣言やロックダウン(あるいは、それみたいなもの)を執行すれば、幸運にして一時的に感染は収まるように見えるかもしれませんが、おいそれと解除はできなくなります。大衆を振り回すための言葉遊びのように、その執行と解除を軽はずみに繰り返せば、感染拡大がひどくなって、重症化による犠牲者が増える一方になることでしょう。これは、鳥インフルエンザや豚熱とは違うのです。防疫のために、鶏や豚はすべて殺処分しますが、私たち人間自身は一人として殺処分するわけにはいきません。いずれ、それらの(執行開始ではなくて)解除を指示した人間は、刑事訴追を免れなくなるかもしれません。
 ところで、この週の日曜日で、私は2回目のワクチン接種をしてから2週間が経ちました。(ちなみに、最近まで体温なんかも測っていましたが、去年の4月以来、1度も高熱が出たり、寝汗をかいたりしていません。私自身は、いまだに、完璧な感染症対策をしている、という意識がありません。だから、去年の4月の2度の異変あるいは危機はいったい何だったのだろうと、しばしば私は思い返しています。)そこで、今回のワクチン接種で起きた異変について次に書いておきます。1回目と2回目の接種後1日か2日は、ワクチン接種をした側の左肩が上がりませんでした。また、1回目のワクチン接種の2週間後、すなわち、2回目のワクチン接種の1週間前ごろから、私の場合は、ブレークスルー感染の代わりに、体のあちこちの筋肉がひきつるということが起きました。筋肉痛ならぬ『筋肉がつる』という副反応らしきことが起こりました。朝起きる時に手足に力が入って、一部の筋肉が球状に固まって、痛くなりました。そこで、力を抜いて無理に動かさないで、痛みが消えるのを待つことにしました。幸いなことに、そのようなやり方で『筋肉のひきつり』に対処することができました。また、2回目のワクチン接種後には、そうしたことはなぜか起こらなくなりました。
 しかしながら、そのようなことがなぜ私の体内で起きたのかを知りたく思いました。私の個人的な推測では、筋力の一時的な減少がmRNAワクチンの働きで起きたと考えられました。mRNAワクチンの働きによって、、免疫にかかわる細胞を活性化させるための『何か』(つまり、本物の新型コロナウィルスのパーツ)が、私たちの体の細胞内で大量に生産されます。そのことが事実だとすると、その『何か』が無から生じるとは考え難い。それの材料は、所定の各細胞に含まれるタンパク質であることが明らかです。つまり、所定の各細胞が犠牲になって、免疫にかかわる細胞を活性化させるための『何か』が作られていることが理解できます。そしてまた、これこそが、mRNAワクチンとこれまでのワクチンとの違いにもなっています。
 私は、欧米人の多くのようには、動物性たんぱく質を毎日必ず摂取してはいません。だから、筋力の一時的な低下をもたらして、筋肉に無理に力を入れて、その『ひきつり』を起こしたと考えられました。手足や腹筋や指や足の甲などで、筋肉がひきつって痛かったのですが、その力を抜いてしばらく経つと、痛みが退(ひ)いて普通に動かせるようになりました。
 もしも、それが事実だとすると、ワクチン接種後のケア(すなわち、療養)が必要であることがわかります。「ぼーっとワクチン接種受けてんじゃねーよ。」ということがよくわかります。mRNAワクチンは、そのような新しい仕組みのワクチンです。いずれ、(筋力の回復に比較的時間がかかると予想される)高齢者の定期的なワクチン接種についても、そこで判明した結果データがこのワクチンの有効接種回数を割り出してくるかもしれません。
 それはさておき、もう一つ私が気づいたことを記しておきましょう。欧米からの報道で、今回のワクチン接種を終えた人たちが、マスクを外(はず)して、これまでの日常を取り戻したかのようなニュース映像をテレビで私も観ました。しかしながら、そこには何か裏がありそうだと、自らワクチン接種を2回済ました後で私は思いました。
 もちろん、私は、これでマスクを日常的に外せるなどとは思いませんでした。それでは、欧米のアレは何だったのかと申しますと、その答えは簡単です。それは、ワクチン接種を加速させたいがためのヤラセだったのです。私たち日本人は、まさか欧米人があんなヤラセをするはずがない、という先入見を持っています。だけれども、相手もやっぱり人間です。このような類(たぐい)の張ったりを利かせることは、よくあることなのです。そのアレを観て、欧米人が「これ(ワクチン接種)で、不慣れなマスクを外せる。」と思い込んで判断するのは、合理的で当然のことでした。一方、そのアレを観て、おかしい変だと、私たち日本人が思うのは、むしろ科学的で当然のことだったのです。