「わが国固有の…」に対する疑問

 今回は私のただの妄想を書きたいと思います。真剣に考えないでください。よくあることかもしれませんが、それはただの空想です。
 世界の中のある二国間の政府と国民が、その二国間にある小さな島を「わが国固有の領土である。」と主張していたとします。その政府と国民の主張や信条はすべて正しいと思います。でも、その政府と国民の現状は、意見がかみ合わず、解決の糸口は永遠につかめません。何処まで行っても平行線で、喧嘩が収まりません。それはなぜかと言うと、その二国間の政府と国民すべてが現実逃避をしているからです。互いに相手のことをまったく考えておりません。
 私は、そうした現実逃避が悪いとは思っていません。よくあることだからです。言葉をよく考えてください。二つの違う政府と国民が同一の地域をそれぞれ「わが国固有の領土である。」と言うのは、おかしいからです。世界中の誰が聞いても、納得いきません。
 私は、その一方の国がその小さな島をたとえ「一方的に、不法に、占拠した」としても、それで慌てたり怒ったりしてはいけないと思います。相手の国の政府と国民を逆上させるだけだからです。この場合、毅然(きぜん)とすると言う意味は、キリスト教では「右の頬を打たれたら、左の頬も打たせる」ことであり、仏教では「おごれる者久しからず」と思うことです。決して意地を張って相手と対峙することではありません。
 私は、すごいお人よしです。お互い言うべきことは、すべて言うべきです。どこに意見の食い違いがあるのかがわかれば、無駄な話し合いにならないと思います。例えば、アメリカ合衆国の領土を考えてみると、すべて原住民のインディアンから取りあげたのではないことがわかります。他国から買っている(買収している)部分もあります。二国間で協議の上で、その土地の領有権を買ってもらったらどうでしょうか。買ってもらう側の財布を考慮して、無理の無いように年分割払いで支払ってもらって、『合法的な統治』に替えてもらった方がいいかもしれません。
 (残念ながら私は外交官ではありません。あくまでも妄想ですが)そうすれば、国の財源も増やせるし、元従軍慰安婦だったらしいおばあちゃんたちにも年金支給ができて、人道的にも立派な国として世界にアピールができると思います。その領有権を買った国が、そのおばあちゃんたちに冷たくした国であったわけですから、その金銭の支払いでその国のメンツも立つと思います。(まったく、下らない妄想で申し訳ありません。不快に思われるようでしたら、忘れてください。すべて見なかったことに、すべて無かったことにしましょう。)