今日は得をしたのかも

 昨晩テレビで天気予報を見たら、今日の午前中は雪が降って、午後に太陽の光が射して暖かくなると言っていました。天気図によると、低気圧が太平洋沿いに通過するようです。その場合、長野県では『カミ雪』(私は、東京に住んでいた頃は、『ボタ雪』とか『ボタン雪』とか『みぞれ雪』と呼んでいました。)になることが多いそうです。水分を多く含んだ重い雪になるため、ビニールハウスの屋根に積もると、その鉄パイプの骨組みが重さに耐えられず、つぶれることが多いそうです。過去にも、この時期に二、三日間、雪が降り続いて、雪が屋根にへばりついて落ちてこなくて危ないことがありました。夜になると気温が下がって、降った雪が凍結してしまうからです。
 しかし、今回は朝早く雪が降り始めたものの、午後一時頃には降り止んで、予報通りに太陽が見えてあたりが暖かくなってくれました。午後の強い陽射しで夕方まで天気が良くなって、降った雪の半分以上は融けてくれました。しかも、もう一つ良かったことがありました。午前中、部屋から外を見たら少し遠くが見えないくらい真っ白になって、雪がわんさか降っていました。これは大変だ、と思って外に出たら、すごい雪でした。降ってくる雪に手を差し伸べて、それを手のひらにのせてみると、ものすごく細かい雪が数多く落ちてきました。その時、近所の敷地に植わっている木からさらさらと白い粉が落ちました。要するに、粉雪が降っていたのです。午前中とはいえ太陽が見えない寒い日だったため、朝になっても気温が上がらず氷点下だったのです。そのため、私の地元では、カミ雪がいつしか粉雪になっていました。10センチくらいの雪が積もったにもかかわらず、重量が軽い粉雪だったので、ビニールハウスがつぶれる心配がなくなりました。
 ある程度雪が融けてから、夕方になってビニールハウスの様子を見に行きました。道路にまだ雪が残っていたので、軽トラで十分注意をして行きました。ビニールハウスの屋根の上の雪は、全て落ちていました。午後の陽射しのおかげで、積もった雪が融けて水になっていくのがわかりました。明日の朝は、路面の凍結だけに注意すれば問題なさそうです。
 ここのところ春が近いということで、いろんな会合や総会に参加したり、苗の栽培や、きゅうりなどの栽培設備の準備などで作業が立て込んできていました。でも、ここでちょっと一息つけたので、私にとっては心身ともに助かりました。
 それに、今年はそんなわけで、私はまだ、税務署に確定申告書を提出していません。白色申告をする私の場合は、確定申告書と一緒に収支内訳書を提出することが必要です。去年一年間の収支はわかっているのですが、そのデータを整理して、収支内訳書にまとめる必要があります。これまで、外の作業の合間をみて少しずつデータの整理をしていましたが、やっとまとまりそうなので収支内訳書の記入をする時間が取れていいと思いました。それをもとにして確定申告書の記入も進めることができるので、近いうちにそれらの書類を最寄りの税務署に提出できそうです。
 今年は、それ以外にも、特定の植物苗を栽培して欲しいという依頼などがいくつか入っています。従って、それぞれの作業に遅れが出ないように気をつけようと思います。いずれにしても、時間に余裕ができると、私にとってはうれしいわけです。ですから、今日のように外の作業ができなかったとしても、やることには困らなかったし、ビニールハウスのための大変な雪掻き作業からも免れることができたというわけです。