私の本業 復興することをあきらめないこと

 久々に、ネットのメールを整理していたら、この『はてなブログ』からメッセージが2通くらい届いていました。いずれも、このブログ更新がここ1カ月くらい滞っていますがどうしましたか、みたいな内容のメールでした。それも、しばらく前に受信したメールでした。

 今回私がメール整理をしていたのは、台風の暴風雨で屋外の作業ができず、やむおえず家の中で避難していなければならなくなったからでした。 今年はまだ、秋の長雨が来ることがなく、来る日も来る日も日中に青く澄み渡った空を見上げて、地面の乾燥を懸念する日々が続いていました。キュウリの栽培にとって、この干ばつでツルが干からびて枯れてしまうことを毎日心配しなければなりませんでした。ところが、こういう形でこのブログ記事を書く機会がまわってくるとは思いませんでした。

 現在私の借りている田んぼでは、先週の3日間で稲刈りしたものをここ数日で、はぜかけしていました。しかし、畑のキュウリも面倒を看なければならなかったので、お米の収穫が台風が来る前に間に合わず、すっかり遅れてしまいました。

 雨は、昨日の夕方から夜にかけて、さらに今日一日降り続き、風は今夜に吹き荒れて、おそらく田んぼでも畑でも甚大な被害をもたらしたことでしょう。しかし、それを確認しに行くことはできません。身の安全を確保することが第一だからです。例えそれを見に行けたとしても、人間には何もできないということを思い知るだけです。自然の猛威の前では、誰もが無力なのです。

 数年前のこの時期に、大雨が降ってから暴風が来て、田んぼのはぜかけが全部倒されたことを思い出します。畑のビニールハウスの屋根もボロボロに破けて、どうにもなりませんでした。畑のハウスのキュウリは傷だらけで売り物にならず、葉っぱは擦り切れて修復不能でした。せめて、水びだしになった田んぼで、5日間かけて、はぜかけを修復することになりました。

 改めて述べておきますが、自然現象の前では、人間は無力です。少しでも命が助かるように行動するだけで、精一杯なのかもしれません。人間にとってできることは、そうして自然から受けた被害から立ち直ることくらいです。また面倒なことになるなあ、とは思いますが、それもまた自身の命あってのことです。