冬至に温泉に行ってみる

 現在私が住んでいる場所から車で10分以内に行ける温泉は3箇所くらいあります。(車で40分以内だと、7箇所くらいあります。)今日は冬至でしたが、今まで私は冬至の日に温泉に行ったことがありませんでした。いつも年末に仕事でバタバタしていたからです。今年はもう少しマイペースで暮してみようと思いました。
 天候も例年になく変化が激しく、それを無視して屋外作業を続けると、体調を崩して風邪でもひきそうだったからです。現に、アルバイトの人達も、家族が体調を崩して面倒をみなければならないから休まして欲しい、と言ってきました。結局、年末まで私一人で、来年の準備作業をすることになりそうです。
 今回行った温泉は、地元で上野原と呼ばれている丘の上にある『湯楽里館』(ゆらりかん、と読みます。)で、入館料は500円で、土日祝日は多くの人でにぎわっています。この温泉のすごいところは、丘の上から上田市街や丸子町の街を下に見下ろせることです。大浴場からも露天風呂からも展望台からも、丘の下に広がる町並みを一望できます。日没前後に行くと、今日のように天気のいい日は、夕焼けと共に町の明かりが夜景として見れます。
 今日は連休前だったので、休憩のできる大広間も人がまばらでした。が、これが休日となると、どこからどうやって来るのか、地元の人はもとより遠くからも多くの人が訪れます。温泉が丘の上にあるので、周りの見渡しがよく、その景色のよさで人が集まってくるようです。
 今日私は、大浴場の小さな湯舟の一つがゆず湯になっているのを発見しました。網に入ったゆずが沢山お湯に浮かんでいました。冬至の風呂にゆずを入れて、体を温まりやすくするのです。ご老人も入るため、風呂の温度はぬるめでした。けれど、意外と体がぽかぽかしました。