年末年始の予定

 例年通り、私は年末年始は1週間ほど、東京の実家へ帰ります。長野県に住んでいるのですから、本当は、東京へ帰らずに、温泉巡りでもしたいところです。1日中、温泉につかっていたいところです。が、最低1年に1回は、実家に顔を出さないと忘れられてしまうかもしれないし、実家のことを無視していると思われたくないので、帰る必要があるのです。
 それに、一年ごとに東京の実家周辺が変わっていく様も目にしたいし、冬はやっぱり関東地方の方が暖かいので過ごしやすいという理由もあります。避暑地ならぬ避冬地とでも言いましょうか、お正月前後は、東京へ帰るとかなり気候が暖かく感じられます。
 クリスマスあたりは、まだ、畑などの今年の後片付けと来年の準備のための作業が残っているため、東京へかえるどころではありません。また、デスクワークとして、今年のお金の収支計算とその集計を出すのもまだこれからです。でも、日中天気がよい時を除いて、最近寒くなってきたので、体の調子と相談しながら無理をしないで作業を進めていかなければなりません。無茶をして体を冷やしたりなどしたら、仕事どころではなくなってしまいます。
 ところで、以前は、軽自動車や軽トラックで東京―長野間を往き来していたのですが、交通事故の危険がかなりあると思われてきたので、最近は、もっぱら長野新幹線を利用しています。高速道路料金とガソリン代の合計が、電車賃の合計とそれほど違いがなく、移動が楽で、移動にかかる時間も短くて済みます。そのため、疲労が少なく安全に往き来できることが一番助かります。
 長野新幹線を利用していると、長距離通勤や長距離通学をしている人が多いように思えます。もちろん、服装や持ち物から旅行者の格好だとわかる人もいますが、一方、ビジネスマン風の人とか、学生風の人とか、大きな荷物も持たずに、身軽な格好で乗車している人が近頃多くなりました。小さい頃の私が、夏休みに親に連れられて、碓氷峠の23本のトンネルを抜けて長野の田舎に行った時代と比べたら、すごい変わりようだと思います。上野―軽井沢の間を1時間で往き来できるなどということは、険しい碓氷峠を越えなければならなかった昔には考えることもできませんでした。
 というわけで、私の場合、年末年始に実家を行き来することはもとより、実家でなにか大変なことがあればすぐ、新幹線を利用して、東京の実家に戻れるようしています。東京の実家とは、遠くて近い、近くて遠い場所で、私は毎日生活していると考えています。