ちょっと気になったこと

 今回は、テレビを見ていて、ちょっと気になったことがあったので、ちょっと述べておきます。街中に意外と多く人が出ているというニュースを観ていて、その事実にではなく、人々の意識に疑問を持ちました。それに対して「たるんでいる」「意識が緩んでいる」という多くのコメントがありますが、実は「気がついていない」のではないか、というのが私の意見です。悪い人に情報が渡って悪用される危険があるものの、この際、一都三県の緊急事態宣言に便乗して、大事なことを指摘したいと思います。
 私たち日本人は、テレビのニュースなどで街中の人手の様子を観ています。マスメディアの取材カメラを通じてそれを知ることができます。普通に考えてみて、街中の様子をモニターしているのは、そうした数の限られた取材カメラだけのように、感じられているかもしれません。しかし、実は違います。街頭や店舗内に設置されている意外と数の多い防犯用の監視カメラのことは、ほとんど気がつかれていません。それらの多くの防犯カメラにどこでもいつでも監視されていることに気がついていない人が多いことに、私は不思議さを覚えずにはいられなかったのです。
 よく日本に滞在している外国の人が「日本は自由で安全な国だ。」とおっしゃられています。かつての外国人観光客たちも、同じような意識で訪日されていたことでしょう。しかし、それはあくまでも表向きのことであり、その裏は違います。表だっては明らかにされていませんが、あちらこちらの防犯カメラが監視しているのは事実だと思います。私たち一人一人も、これを機に、少しは警戒して、我が身をあんじて外出を控えた方がいいのかもしれません。
 これは常識ですが、防犯カメラは、万引きの防止や不審者のチェックに使われます。したがって、マスクをしていても、咳き込んだり、むせたりした人の姿をモニターして、データに記録することは普通に行われています。「あのお客さん、今日も来ているな。」などということは、あえて店頭に立たなくてもモニターで監視していれば、簡単に識別できることです。プライバシー保護のため、悪用はされないとしても、知らず知らずのうちに一挙手一投足が見張られていることは事実だと思います。特に店舗内にはお気をつけ下さい。防犯カメラの設置は違法ではありません。これは、私たちの意識の問題であり、「気がついているか、そうでないか」の問題であることを再度指摘させていただきます。
 なぜ、このようなことを話として持ち出したのか、その意図について申しますと、実はそうした行動制限につながることのためではありませんでした。このコロナ禍(か)で、コロナに翻弄(ほんろう)される世の中にあっても、防犯カメラの監視システムを利用して3密の回避策をやっている事例があるということを、私は知っています。それは、そのお店の社外秘なので、事実の経緯は公開されていません。しかし、私にはたやすく推理・推測ができました。(もちろん、絵空事(えそらごと)だと笑っていただいて結構です。フィクションだと信じていただかなくても結構です。)
 日頃の準備や心掛けがいかに大切か、ということを多くの人にわかっていただきたいという意図のもと、あえて、そのお店のお客の一人としての私の体験とその推測という形で、次回のブログ記事にその事例を記述しておきます。そして、いかなる場合であっても「遅きに失した」と相手を批難ばかりする人は、「いつまで経っても進歩のない人である。」ということを各人で反省していただきたいと思っております。