災害時のハイテクな機械とシステムについて気になったこと

 今回の大地震後のニュースを見ていて少しだけ気になったことがあります。テレビ・ラジオ・携帯電話などの通信と地震予知システムと原子力発電所以外に、何もハイテクなものが出てきていないことです。こんなことを言っては失礼かとは思いますが、まるで日本全土が地震津波で壊滅状態になっているかのように感じられます。
 災害用に開発されているロボットは、まだ活躍できないのでしょうか。遠隔操作で危険な作業ができる機械やロボットや無人機や無人ヘリコプターは、今の日本では使えないのでしょうか。(これを書いているときに、テレビで特殊車両の出動を知りました。)軍用に転用される危険があって作られていないのであれば、米軍等に助けてもらえないのでしょうか。
 日本のハイテク技術は、自然災害に対してこんなに無力なのでしょうか。機械が信用できなくて、人力主体でどこまでできるか試しているような感じさえします。日本は本当に科学技術立国だったのか、今の状態では疑問視されても仕方が無いと思います。
 ただし、テレビである被災者を見ていたら、頭にLEDヘッドライトを付けている男性がおられました。日中でも暗い瓦礫の中に家族を探している男性でした。私も同じようなLEDライトを、日没後に暗くなってからキュウリの収穫に利用しています。あれは、とても便利で、24時間いつでもキュウリの収穫を可能にしてくれます。アルカリ電池の使用で低消費電力のため長持ちで長時間使えます。しかも、懐中電灯よりも軽くて、頭に付けても、肩が痛くなりません。もちろん従来のLEDとは比べ物にならないくらい明るくて、単行本の細かい字も読めますし、裁縫の針の糸だって通せます。最近は、安い価格の物もホーム・センターに売っています。
 こういう時こそ、ハイテクな技術とか特殊な機械が、人間を助けるために動くべきなのではないかと思います。使えるものは、使うべきです。もしも、文明の利器というものが現在この世にあるのならば、その費用とその効果を考えた上で利用するべきです。