油性ペンは不法投棄よりも強いのか?

 私がリースで借りている農地のビニールハウスは、道路に面しています。それで、今日の日中に、その脇に置かれている白いレジ袋を見つけました。しっかりと縛って封をがされていましたが、明らかにゴミの不法投棄でした。
 人間は、少し気が緩むと、「これ位いいだろう。」と思って、他人の見ていないところでそういうことをやってしまうものです。私はそれがわかっていました。それに、もし仮に危険な物質などが入っていたならば、それが飛散して借りている土地が汚染して大変なことになります。その2つの理由から、即刻、そのゴミの袋を開いて、中を解体して調べてみました。
 そういうことをして、他人のプライバシ―を暴くことにならないかと心配する人がいらっしゃるかもしれません。しかし、それは、おかど違いです。他人に、自身の汚物などのプライバシーを見られたり触られたりしたくないのであるならば、そんな不法投棄などしなければいいのです。私の地元では、そのようなゴミを分別して廃棄できる、スーパーやコンビニのゴミ捨て場や、自治体のゴミ集積場(ただし、日時が決まっている。)があります。安易に道路沿いにゴミを捨てたらば、代わりに誰かがゴミ捨てをやってくれるとか、ゴミが手元からなくなってスッキリするとか思うのは、大間違いです。それどころか、そういうあなたの大切なプライバシーが、誰だか知らない私という他人に、逐一調べられていることを知っていただきたいと思いました。
 そこで、ゴミの袋の中味を道路沿いのその場で解体しました。車で通り過ぎる人たちは、何事だろうとチラ見していたかもしれません。私は、そのゴミの袋から、一つ一つを取り出して、道沿いに見えるようにそれらを並べてみました。
 使用済みのウェットティッシュが沢山詰まっていました。空のペットボトルとか、菓子パンの袋とか、アイスクリームの紙カップとか、油もののビン詰めとか、ちぎれたレジシートとかが入っていました。また、人の毛が付着した粘着シートも2枚出てきました。そこで、それらを燃えるゴミと燃えないゴミに分別しました。空のレジ袋が2枚さらに中から見つかったので、それを利用しました。
 さらに、私は、そのゴミ袋の投棄現場に次のような貼り紙をいたしました。

 しゅう恥心を知らない あなたの捨てられたゴミを解体させていただきました。
 ここ(長野県)では、ゴミの分別をしっかり行いましょう。
 今後は、しかるべき所へ通報いたします。
                     R5.3.1(金)

 この『しかるべき所』とは、地元の市役所または警察署の生活安全課のことです。また、地元には、裁判所もあります。今後常習化するようであれば、そうした出るべき所へしょっ引いて行くことも辞さないつもりです。雨にぬれても読めるように、油性ペンで書いた紙を透明ビニールの袋に入れて、ビニールハウスのサイドに養生テープで貼っておきました。
 「そこまでするのか。」という人がいらっしゃるかもしれません。そんなあなたに、SDG’sを語る資格はありません。ゴミの中味から察するに、何らかの大人の労働者であることは明らかです。長野県でゴミの分別をせずに、それを他者の農地であるビニールハウスの脇に捨てたのが、働いている大人であるとははなはだ遺憾です。恥を知って欲しいです。それゆえに、そのような恥を、すなわち、そうした個人的なゴミ廃棄物が赤の他人に無法に見られて触られてしまったことを、このインターネット上で世界つつうらに伝わるよう、大っぴらに公開いたします。