花冷え注意!!

 日中の気温も上がって、夜明けも早まって、花も咲き始めて、春も近づいて、蔓延防止措置も解除されて、さあ、活動を始めようとほとんどの皆様は思っていらっしゃることでしょう。感染症防止対策をとっていれば大丈夫ということに、妙な確信を持って見切り発車している人も多いと思います。しかし、この時期(4月前後)は、毎年のことですが、周りの環境が知らず知らず変化している時でもあります。私も、もう春だからといって、十分着込まないで、午前中から少し寒い場所にいました。すると、少しだけ風邪気味になりました。これはヤバいと思って、足を冷やさないようにして、床の中で休養していました。そのおかげで、風邪をこじらせることを防止しました。熱も出ませんでしたし、体調の異変も起きませんでした。(風邪こじらせ防止対策)
 思い返せば、二週間前に町医者さんへ3回目のワクチン接種に行きました。2月末に郵送で3回目の接種券が送られてきたのですが、今回は、接種会場と地元の町医者さんの完全予約制でした。前回(2回目)の接種を去年8月29日までに受けた64歳以下の人に、今回の接種券を郵送したとのことでした。今回はそういう条件の人から、ネットや電話で場所と時間を予約してもらうという仕組みでした。
 私の場合は、3月1日以降の予約が可能で、ネットの地元予約サイトにアクセスしてみました。すると、地元の人々の健康に対する意識が意外と高いこともあって、どこも予約がいっぱいという現実に直面しました。地元とはいえ、家から少し遠い3箇所の集団接種会場は、予約の埋まり具合が顕著で、1ヶ月先に取れる予約がありました。また、私が行きつけかかりつけのクリニックも、予約済みの日ばかりで、やっと予約できても3月末か4月初めになってしまうことがわかりました。
 あまりにも先の予約だと、忘れてしまう恐れがあるため、少しでも早く予約が取れて、しかも、比較的近所の町医者さんは無いものかと、探してみました。すると、私の行きつけかかりつけのクリニックから遠からぬところにある耳鼻咽喉科の町医者さんで、2週間後の予約が空いていました。それで予約しておいたところ、3月14日(前日)に予約確認の電話がありました。
 当日、その町医者さんに行って、モデルナ社のワクチンを打ってもらってきました。耳鼻咽喉科に通った経験のある人は知っていると思いますが、鼻アレルギーを抑える薬の注射は普通、筋肉注射です。だから、お医者さんの側は、それに慣れていらっしゃるので、ちゃんとやってくれます。また、ファイザー社のワクチンより接種する量が少ないので、接種する側もされる側もその点が楽だったと言えます。
 私の場合、1回目と2回目がファイザー社のワクチン接種でした。当初、混合接種がどうのこうのと巷で言われてましたが、薬の有効成分と添加物が化学的に違うだけで、どちらもmRNAワクチンで効く仕組みは同じだと思いました。だから、私には、その点に関しては、もともと問題ではありませんでした。人体実験などと言うと聞こえは悪いのですが、結局、自分自身の体で試してみたかった、実感してみたかったというのが、私の本心でした。少々、接種した肩の箇所の軽い筋肉痛が、ファイザー社のワクチンの時よりも持続している感じがしましたが、それはモデルナ社のワクチンを打った効果がより持続している証拠ではないかと推測して、かつ、そのように受け止めていました。
 以上、新型コロナウィルスワクチン接種のことを長々と書いてしまいましたが、それにはちょっと理由があります。そろそろ多くの皆様にわかってほしいと思うのですが、今回のワクチン接種を受けたからといって、普通の風邪にかかりにくくなったというアナウンスは何処のメディアからも発信されていないということです。普通の風邪コロナウィルスに感染するということは、残念ながら新型コロナウィルスに感染してもおかしくはない状況だということを、誰もが忘れています。感染症防止対策をとっていれば大丈夫という『うわべだけの安心感』は、残念ながら「科学は時として非情である。」ということを教えてくれます。だから、是非とも、この時期はお気をつけください。
 さらに思い返せば、私の場合は、今からちょうど2年前の4月の2日と19日に、いきなり体調が異常を起こして、その夜に原因不明のものすごい寝汗をかきました。いきなりの体調異常は、周りの動きがゆっくり見えて、私自身の動きもスローモーションのようになりました。肺の中に正体不明の病原体が入って、血中酸素が低下したことが原因だったようです。あの頃は私なりに対処してその危機を乗り切ったことを、私自身のブログ記事にも記録しました。また、それに続く5月頃から、周囲のいたるところで感染症対策が実施されるようになりました。それ以来、私は寝汗をかいたり高熱が出ていません。
 こうしたことから、この時期に一般に『花冷え』と呼ばれている、体の冷えには十分気をつける必要があると思います。ただ体が冷えるだけで、私たちの体は免疫機能が下がって、何らかの病原体の感染がしやすくなるものなのです。いくらワクチン接種をしたとしても、そのせっかくのプラスが、日頃の不注意でマイナスと相殺されてしまっては残念です。最近の私の地元や全国の新規感染者数の増加傾向をテレビなどで知って、私はそんなふうにその原因を考えてみました。あと、最近何か不安でよく眠れないという人も少なくないのではないかと思います。それもまた、私たちの体の免疫機能を低下させる一因になっているのかもしれません。皆様はどのように思っていることでしょうか、できれば聞いてみたいものです。