まさか!?のDVDソフトの購入

 東京の実家に帰って、私宛の郵便物やダイレクトメールをチェックしていたら、秋葉原のイシマルソフト本店の閉店の通知メールが来ていました。今年の1月1日から閉店セールを行っているということで、割引券がそのメールに付いていました。
 そこで、昨日、久しぶりに秋葉原へ行ってきました。万世橋を渡ってすぐの建物なのですが、ずいぶん昔に『アイコ16歳』のレーザーディスクなんかを買いに行った記憶がある場所でした。その建物の裏には、神田川が流れていて、その川向こうには、昔は交通博物館がありました。小学生の頃、父に連れられて初めて交通博物館に行った日は、雪が降っていたのを覚えています。
 昔の話はここまでにして、昨日の話をしましょう。石丸電気の音楽・ビデオソフトを長く扱ってきた当店が閉店するというので、私は行ってみました。閉店セールだというので、お目当てのDVDソフトは品切れ(売切れ御免)かもしれないとは思いつつも、購入可能なDVDソフトの割引き(処分特価)を期待して行ってみました。
 いろいろ買いたい映画やドラマのビデオソフトが見つかったのですが、全部買おうとしてはきりがありません。レンタルビデオ屋さんや中古ビデオ屋さんになさそうなレアなものを、それでいて面白そうなものに絞ることにしました。(ちなみに、福山雅治さんと常盤貴子さんのTBSドラマ『めぐり逢い』なんかも、まさかのDVD化がされていて驚きました。私の実家から遠くない地元の北千住駅と、長野県の安曇野でクライマックス・シーンのロケを行ったドラマだったので、それで記憶していただけなのですけど、まさかDVD化されているとは思いませんでした。東京の、しかも、秋葉原の電気街に行くと、このような思いがけない発見をすることが昔から多いものです。)
 それで、まさかDVD化されているとは思わなかったものを他にも見つけました。そう思っていたのは私だけかもしれませんが、おそらくレンタルビデオ屋さんでも中古ビデオ屋さんでも、今のところ私はDVDビデオとしてその作品を見たことがありません。以前、NHK総合テレビで見たドラマ『咲くやこの花』という作品です。
 特に好きな役者さんが出演しているというわけではなかったのですが、内容一つ一つの細かい所がなぜか面白くて、オンエアー時は土曜日の夜だというのに毎週欠かさず見ていました。まだ今はビデオソフトをじっくり見ていないので、どこがどう面白いのかはこまかく説明できませんが、例えば、時代劇であるにもかかわらず余り人を斬りそうにない『お侍さん』が出てきたり、お金持ちの商人の御曹司さんがピエロ的な役だったりと、若い人が見ても十分楽しめるドラマでした。また、読み書きそろばんを学んだ子供たちが大人になって、それらの習い事をどんなことのために役立てるのかが楽しみだ、といったようなくだりがあったりして、不思議な時代劇だなと思いました。見てためになるドラマだな、と思いました。
 また、最終回のお手つきの場面が、今までどんなドラマでも見たことがないような感じで、しかも、リアルな感じがしました。そう思うのは、もしかして私だけかもしれませんが、誰が見ても面白いドラマのシーンだったことは確かだと思います。
 このドラマを見たことが一度もない人にとっては、何が何だかわからない説明になってしまいました。けれども、このように一部分の紹介だけでも見所満載に思われるドラマだったので、私はこのDVDソフトの購入をその場で即決しました。幸い、二割以上の割引がついて、安く購入できたので、私はすごく得した気分になれました。お店の側も、お客さんに得になるような割引を心がけているとのことでした。まさか買うとは思わなかったDVDソフトに、いいタイミングで出会ったと思いました。