私は芸能人ではありませんから、こんなことを自慢してもしょうがないのですが、ＮＨＫ総合テレビのローカル・ニュースに出たことがあります。４，５年前のことで、大して自慢にならないので、すっかり忘れていました。
と言っても、悪いことをしてニュースに取り上げられたのではありません。それは良かったと思います。ＮＨＫ総合テレビ長野のニュースの特集で、県内で新規就農者の活躍を紹介する１０分間の番組が２、３回、長野県中に放送されました。そのうちの３、４分間が上田市の新規就農者（つまり、私）とその面倒をみてくれていた田中さん（８０代の地元の農家さん）を映像で紹介していました。
映像の内容としては、ビニールハウス内での田中さんと私それぞれのインタビュー、田中さん宅で田中さん夫婦に私がお昼ご飯をいただくシーン、レンタル・ビニールハウスで私が一人で耕耘機を押して土を起こしているシーンが主に放送されていました。
ＮＨＫ長野からは、記者さんとカメラマンさんとアシスタントさんの３人が５日間くらい、こちらに通ってきて、取材していきました。３人とも２０代の若い人たちでした。取材用のビデオカメラが、片手で持てる銃のようなコンパクトな物だったので、機材の技術の進歩に驚かされました。田中さん宅で、お昼ご飯のシーンを撮った後、彼らもお昼のご馳走になりました。田中さんの作ったお米が美味しいと、３人とも声をそろえて言っていました。
インタビューの時は、１回リハーサルをして、それから本番を撮りました。メイクもなく、着ている物もそのままで、素のままで簡単に撮影が終わりました。あとでテレビで見ても、よく撮れていました。改めて、ビデオカメラ機材の進歩に感心しました。
でも、私は、この放送を録画しませんでした。放送当日、田中さんと示し合わせて、番組を見ましょうということで、各自自宅で見たことは見たのですが、私は、自分自身の姿をテレビで見るのが恥ずかしくて、録画はしませんでした。例えて言うならば、どう見ても、あの私の姿は、女房のいないゲゲゲの女房みたいな映像だったので、とても自慢にはなりませんでした。
（もちろん、これは取材協力であったため、金銭は一切受け取っていません。）
