必ず、食糧(めし)を、つくる!

 「必ず、犯人(ホシ)を、あげる!」という、テレビドラマ『警視庁・捜査一課長』の決めゼリフを参考にして、今回のタイトルを考えてみました。このドラマを私がテレビで観るようになったのは、コロナ禍での当ドラマの1シーンを観たことがきっかけでした。リモートで4分割にされたテレビの画面で「必ず、犯人(ホシ)を、あげる!」と捜査一課長が言って、部下たちがそれを承知するシーンを見て、私は面白いと思いました。
 また、『科捜研の女』ではヒラの刑事(警部補)と刑事部長(警視)の役分担だった、内藤剛志さんと金田明夫さんが、今度は捜査一課長と庶務担当管理官の役分担で、上下の立場が逆転しているのが、私は面白いと思いました。『科捜研の女』の土門刑事が、ヒラから成り上がった最強の刑事になると、大岩一課長になるのかな、と私は内々では思っていました。
 それはさておき、私は町工場で自営業をする親のもとで育ち、プログラム開発や翻訳関連の会社に勤めたり、今は農作物を栽培し出荷する仕事をしています。産業的に見ると、第2次から第3次へ、さらに、第1次産業へと知見を伸ばしてきました。だから、私は、食糧(めし)は理屈で論じるものではなくて、1年とか半年とか費やして実際に苦労してつくるものだ、と思うのです。
 とはいえ、昨年は、野菜の栽培の生産量は少し伸びたものの、お米の生産量は半減してしまって、うまくいきませんでした。雑草に養分を吸い取られてしまったイネが、十分に成長できなかったのが原因でした。そこで、去年の収穫終了後から、今年の春にかけて、トラクターを借りて、入念に田んぼを耕して、雑草対策をしました。今年こそは、ちゃんと標準に近い収穫量のお米がとれるよう頑張りたいものです。そうすれば、また直売所でお米を出荷できますし、それを食べてくれる人も増えてくれると思います。それがまた、小さな社会貢献となるわけですから、絶対にしくじりたくないものです。